理学療法士のかんたん体操教室『体幹や足の運動にバランスクッションを使ってみましょう その1』
2013.12.11
カテゴリ:フィジカルケア
普段、時間がない、わかっていても運動することが面倒なんて方は多いのではないでしょうか?あるいは自宅で運動をしたいがやり方がわからない、という方も多いと思います。
今回は、楽に安全に体幹や足の運動が行える道具を紹介します。
バランスクッションはバランスボールをクッション型にしたもので、中には空気が入っています。大きさは直径約30センチ、高さ10センチほどで、大人のお尻くらいの大きさです。
このバランスクッションの良いところは、
- どのような場所でも使える
- バランスボールよりも安全にエクササイズができる(子供から高齢者まで使える)
- スポーツをしている方にも使える
- 色々な姿勢でできる
●使用方法
簡単なエクササイズは、イスに座布団がわりに置いて座るだけです。座るだけでおなかの中の筋肉を使うことになるのです。いわゆる「ながら運動」ができます。
さらに左右のお尻に体重移動を交互に行うと体幹の横側(くびれの部分)のエクササイズができます。この時、クッションを置くと座面が高くなるので足台を置き膝の角度を約90°にすると安定して行えます。
座るのに疲れたら下の写真のように腰のあたりに置いてみてください。
次にふくらはぎの運動です。ふくらはぎは「第二の心臓」とも呼ばれポンプの作用があり大事な役割を果たしています。足元に置き、つま先、かかとと前後に交互に足首を動かすことでふくらはぎや足首の運動ができます。
つま先、かかとと前後に交互に足首を動かして
クッションの反対側はイボイボになっていますので裏返して使うと足裏を刺激することができます。
痛みがある方、エクササイズを行った後に痛みが出た場合などは行わないでください
次回は寝て行うエクササイズを紹介します。
(須藤 慶士)