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脳神経内科の役割について

2019.06.11
カテゴリ:未分類
今回は、現在済生会神奈川県病院の脳神経内科部長をしていらっしゃる原一(はらはじめ)先生に脳神経内科医の役割について説明していただきました。原先生は、仲町台で現在開業準備中の「ウエルケアはら脳神経内科」の院長になられます。当医院での開業後の抱負についても簡単に触れていただきました。

医療法人社団裕正会 理事長 脇田 正実











原 一(はらはじめ)



昭和32年生まれ。昭和59年 東京医科大学医学部卒業、平成3年 昭和大学藤が丘リハビリテーション病院・神経内科助手(助教)、平成8年 学位取得(医学博士)、平成9年 米国ペンシルバニア大学神経内科学教室客員研究員(主として神経・筋疾患の遺伝子治療について研究に従事)、平成23年 済生会神奈川県病院・神経内科部長 現 院長補佐
日本神経学会認定医、日本神経治療学会評議員、総合内科専門医

 

はじめまして、脳神経内科の原と申します。 現在は東神奈川にある済生会神奈川県病院で部長として勤務し脇田整形外科をはじめ多くの整形外科・内科の先生方から沢山の神経疾患の患者さんを紹介して頂き地域の先生方と協力して診療と治療を行っています。 近々仲町台で同じビルの中で診療できることとなり非常に楽しみにしております。

ところで脳神経内科ってどのような科でしょうか? 一言で言うと脳・脊髄・末梢神経・筋肉の病気を内科的にみる(手術はしない)となりますがわかり難いですね。



五輪マークの逆さのような図はそれぞれの科との関わりを示しています。 共通で診療する部分も多いのですが、脳の手術をされる方は脳神経外科ですし、骨折や外傷で手術をする疾患は整形外科が専門医です。 また”心の病”つまりうつ病や統合失調症は心療内科や精神科が専門です。

得意とする疾患はパーキンソン病などの神経変性疾患、免疫にかかわる多発性硬化症や筋無力症といった難病ですが、症状としては頭痛、めまい、筋力低下、歩行障害、しびれなどで来られる方が多いです。 また最近は物忘れも重要で認知症の鑑別・治療についても力をいれています。 治療は主に薬物療法ですがリハビリも大変重要です。多くの患者さんが療法士のかたと二人三脚での治療を行っています。 特殊な治療として顔面痙攣や頚性斜頚などの不随意運動に対するボトックス注射や最近話題の“ロボットスーツ”を用いたリハビリも大変有効な病気があります。



仲町台では最新のMRIとCTスキャンをはじめとして脳波・筋電図など大きな病院と同じ質の高い検査が可能であり、診断とリハビリも含めた治療を通じて地域の皆様のお役に立てることを楽しみにしています。



次回は、裕正会のリハビリ部門の責任者である千葉慎一技師長に、仲町台の運動器および脳神経疾患リハビリテーションについて今後の抱負を含め詳しく解説していただく予定です。