整形外科医の日常診療から Orthopedic surgeons blog

『フィジカルケア(短時間通所リハビリテーション)』を開設しました

2012.08.11
カテゴリ:フィジカルケア


このたび脇田整形外科では、整形外科と同じビルの4階に『脇田整形外科フィジカルケア』という名の「短時間通所リハビリテーション(短時間デイケア)」を開設いたしました。以前より脇田整形外科では同ビル4階にて長時間のデイケアを運営しており、たくさんの方々にご利用いただいておりますが、それに併設する形で7月よりスタートしております。



 

 

 

 

 

 

 



「デイケア」とは「通所リハビリテーション」の別称ですが、介護保険における要介護認定を受けられた方が身体機能回復のためにリハビリを主な目的として通っていただく施設です。65歳以上の方を主に、ご病気やお怪我をされ日常生活の動作が困難となり介護が必要または必要になりそうな方が、もう一度元気になろうと精力的に通われています。

 



“短時間”“長時間”というキーワードが出てまいりましたが、具体的な時間区分は当院デイケアの場合、短時間で1~2時間、長時間では6~8時間のご利用時間となります。今までのデイケアのスタイルは全国的に見ても長時間が主体でした。現在においても、この青葉区で短時間デイケアを行っている施設は少ないかもしれません。この短時間デイケアは長時間の滞在を必要とされない方や、自立度が高くリハビリの利用に専念されたい方などに適した施設です。さらには、最近の健康志向の増加やリハビリの普及なども合わせて個別リハビリに加えマシントレーニングなどをもっとやりたいというようなご要望にもお応えできます。

 



このように、従来のデイケアの機能を補うような形で今回の短時間デイケア『脇田整形外科フィジカルケア』の開設に至りました。

当施設は午前10時~12時、午後13時~15時の2部制となっており、1部あたりの定員は現在のところ4名としております。少人数の利用者様に対して常勤理学療法士が個別訓練や自主トレーニングを指導いたしますので、リハビリ特化型のデイケアとお考えください。

施設設備としましては、写真にもあるような、筋力強化のためのマシン、体力強化のための自転車やトレッドミル(歩行練習用機器)、また最近人気のストレッチポールなどのリハビリグッズも取り揃えておりさまざまな運動が時間内で可能となりますし、理学療法士の管理により無理な運動による怪我も予防いたします。さらには、整形外科ならではの干渉波(電気治療)やホットパックなどの物理療法機器も用意しております。母体が整形外科ですので、万が一身体に不調が生じた際も迅速に対応いたします。

ご利用に際しては、まずは要介護認定が必要となります。要介護認定をすでに受けられている方は担当ケアマネージャーにご希望の旨をお伝えください。認定を受けられていない方は、まずはお近くの地域包括支援センターか青葉区役所の高齢・障害支援課へご相談いただき、介護保険申請の手続きを行ってください。

“しっかりと歩けるようになりたい方”“いつまでも元気で若々しくいたい方”“関節などが痛くてお困りの方”は、ぜひ一度ご相談ください。皆様のご利用をスタッフ一同心よりお待ち申し上げております。(山口)